2011年6月27日月曜日

プラセボ効果とノセボ効果

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医薬品の開発をする際に、プラセボ(プラシーボ)との比較が行われる。

プラセボとは偽薬効果と呼ばれるもので、本物の薬を飲ませるグループと薬理的作用のない偽薬を飲ませるグループに分けて、有意的な効果があるかどうかを調べることだ。

どんな薬でもプラセボ効果は一定数起こることが分かっている。病気に効く薬だと信じ込むことで、客観的な改善が見られるのである。ここで重要なのは、“気のせい”ではなく、実際に症状として表れるということだ。

プラセボの逆作用としてノセボ(ノーシーボ)効果というものもある。偽薬の服用を止めた途端に症状が悪化したり、副作用の無い偽薬の副作用が出現するというものだ。

放射能における症状でも、プラセボ・ノセボからは逃れられないだろう。
実際の物理的影響ではない症状が現れるということである。

人間の体は、現代の医学では測り得ない能力を持っている。体は自ら病気を直し、病気を作り出す。

だから、山下教授の言う「笑っていれば放射能の影響は無い」というのは、ある面では真実なのだ(といっても山下教授は殺人罪で問われるべきだという意見に変わりはない)。

思考や感情は、間違い無く人体に作用を及ぼす。でも、それをコントロールできるかどうかは別の話だ。

私は「人体にはプラセボやノセボといった作用が起こる」と自覚することが、重要なのではないかと感じている。

「言葉は不完全だ」と自覚することが、人の行動を変えるように、プラセボを自覚することで、自分の体が変わるのではないか、と。

うーん、よく分からないが、どうも私は「自覚」をキーワードに考えているらしい。

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