2011年7月16日土曜日

放射能牛肉が大量に出荷、流通。必ず個体識別番号の確認を!

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餌から検出のセシウム、基準の378倍も 肉牛84頭出荷
2011/7/16 16:36 日経新聞

福島県は16日、新たに同県郡山市、喜多方市、相馬市の肉用牛農家計5戸で、放射性セシウムを含む稲わらを牛に与えていたことが判明したと発表した。すでに肉牛84頭が宮城、福島、山形、埼玉、東京の1都4県の食肉処理場に出荷され、流通しているといい、福島県は関係自治体に流通状況の確認を依頼した。

福島県によると、郡山市の農家に残っていた稲わらからは、1キログラム当たり50万ベクレルのセシウムが検出された。水分量を補正して計算すると国が定めた暫定基準値の約378倍になる。この農家で飼われている牛の尿からも1キログラム当たり270ベクレルのセシウムが検出された。

このほか相馬市の農家のわらからは1キログラム当たり12万3千ベクレル、喜多方市で3万9千ベクレルの放射性セシウムが検出された。

与えていた餌のわらは、福島第1原発事故後に、それぞれ各肉用牛農家が水田から収納したものだった。相馬市の農家には宮城県大崎市から納入されたわらもあり、1万7600ベクレルの放射性セシウムが検出された。

農家5戸のうち喜多方市の1戸はわらの全量を牛に与えて残っておらず、検査が実施できなかった。しかしこの農家は、原発事故後に収納したわらを牛に与えており、福島県はセシウムが含まれていたとみている。

牛84頭は3月28日から7月13日の間に出荷され、東京が53頭、福島19頭、埼玉県川口市8頭、山形県2頭、仙台市2頭。

福島県では、南相馬市の農家で餌にセシウムが含まれていたことが判明して以降、緊急立ち入り調査を実施しており、今回は調査で判明した。〔共同〕

追記:2011/07/17 12:10

流通先、33都道府県に拡大=餌汚染の牛42頭-福島
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011071700006

その後の報道で、福島県浅川町の汚染牛肉は33都道府県に流通したとのことです。まあ、全国に拡大しているということです。

追記:2011/07/18 9:00

セシウム汚染牛肉、37都道府県で流通
http://news24.jp/articles/2011/07/17/07186628.html

さらに37都道府県に拡大しました。

出荷が確認された都道府県は以下の通り。

北海道、青森県、秋田県、岩手県、山形県、宮城県、新潟県、福島県、群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、東京都、千葉県、神奈川県、山梨県、長野県、岐阜県、福井県、富山県、石川県、静岡県、愛知県、三重県、滋賀県、奈良県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、山口県、広島県、香川県、高知県、徳島県、愛媛県、福岡県

─────────────────────────

当初、市場には出回らなかったと言っていたくせに、次から次へと出荷済みの放射能牛肉が明らかになっています。

上記の地域の人は、牛肉を食べる前に必ずトレーサビリティの確認をしてください。個体識別は偽装するのは難しいので、ちゃんと確認すれば、危険な牛肉を食べずに済みます。

牛肉の産地偽装に注意!
http://mononomikata-kerogg.blogspot.com/2011/05/blog-post_02.html

それにしても50万ベクレルの稲わらって、夜に見たら光ってたりしないのかな。

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