2011年7月24日日曜日

電気料金を決めている総括原価方式って何?

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モーニングバードで、電力会社が利益を生み出す総括原価方式を解説しています。


その仕組みは見てもらえば分かりますが、注目点としては、施設だけでなく使用済み核燃料まで原価レートに含まれているということです。


原発を作れば作るだけ、核廃棄物を作れば作るだけ、どんどん電力会社にはカネが転がり込みます。この仕組みを、国が誘導して行ってきたわけです。

このカネは電気料金として、国民が支払っているものです。、穴あきのバケツのように、莫大なカネが、政治家、天下り官僚、特殊法人、原発立地の自治体、テレビをはじめとするメディア、御用大学、御用学者、へばらまかれているのです。

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日本の電力会社は地域で1社独占、そして総括原価方式によって、好きなだけ利潤を生みだすことができます。

今回の原発災害が起こった原因を、資本主義の限界とか、自由市場経済のひずみとか言う人がいますが、それはまったく違います。自由市場とは、競争のある市場のことです。つまり日本の電力政策では、資本主義の真逆のことが行われているということ、なのです。

発送電分離、電力自由化が実現すれば、電気料金は半分以下になり、再生可能エネルギーによる発電が原子力の代替として機能するようになるはずです。



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