2011年9月12日月曜日

地球規模の汚染で、誰も刑事罰を受けないのか。

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Atmospheric dispersion of radionuclides
from the Fukushima-Daichii nuclear power plant
http://cerea.enpc.fr/en/fukushima.html

このサイトの下の方に、太平洋を挟んだ放射性プルームの広がりのシミュレーション動画があります。偏西風によって環太平洋地域にばらまかれた放射性物質の動きがよく分かります。単なる風向きのシミュレーションではなく、放出に合わせて作られているのがポイントです。

で、この地球規模の汚染に対する賠償はどうなるのでしょうか。日本が潰れるレベルになりそうですけど。

確かに、今回の事故の原因には、ゼネラル・エレクトリック社の欠陥設計があります。だから日本に欠陥原発を押しつけてきたアメリカとは話し合いする余地はあるかもしれない。でも、その欠陥は30年も前にアメリカの設計者が自ら指摘しているのです。それでも電力会社は、安全だと嘘をつき、GEのマーク1を使い続けてきた。明らかに犯罪です。

それなのに、いまだに誰も逮捕されないのは、なぜなのか。今仕事をしないで、検察は存在価値があるのか。それとも検察もグルなんでしょうかね。

東電、保安院、原子力安全委員会、政治家、官僚、自治体など、原子力行政に関わった人間のあぶり出しをすみやかに行い、そして死刑も含めた刑事罰が与えられるべきだと思います。そうしないと、今のおかしな状況から脱却できないし、日本人の目が覚めない。

刑事罰を受けるべき東電と保安院が、記者会見で「教えてやってる」ような態度をとり続けているのは、あまりにもおかしいことでしょう? 被災者が半年たっても避難所生活をしていて、東電元社長の清水正孝氏は、なぜ悠々とした暮らしを続けていられるのか。


被曝医療に携わってきた肥田俊太郎氏の発言によると、この秋から来春にかけて、健康被害が出始めるだろうとのこと。心臓疾患、肺、喉……、すでに報道されない健康被害は出ているんじゃないか、と思います。

西日本と東日本、東北と関東、消費者と生産者、学校と保護者、家族間などでも対立軸を作り出し、国民同士で諍いを生み出そうとしている向きもあります。被害者同士で怒りをぶつけ合っていては、本当に裁かれるべき人間の思うつぼです。

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