2011年10月1日土曜日

放射能プルームのルートとタイミング。セシウム汚染マップ

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3月15日〜21日にかけての、汚染ルートとタイミングの最新版が公表されていました。群馬大学、早川由起夫教授の解析です。

これを見ると、大規模ベントもしくは爆発が起こった際、放射性プルームは300km半径に広がることが分かります。特に100km圏は殆どが汚染されています。

こうしたプルームの行方が当日に分かっていれば、屋内退避やマスク着用、シャワーによる除染など、ある程度の対策が取れました。

このときに、政府は何の対策も取らず、「安全だ」「直ちに影響はない」を繰り返し、国民に無用な被曝をさせました。

SPEEDIのデータを公表しなかったこと、自治体が備蓄していたヨウ素剤を配布させなかったことは、間違いなく、傷害罪または殺人罪に当たります。

この被曝の影響が本格的に出るのは、数年後だと言われています。


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もうひとつ、文科省による航空機モニタリングの汚染マップの最新版も公表されています。上の汚染ルートに沿った結果になっていますが、群馬県が予想外に汚染されていたことに注目です。

ただし、注意点としては、これはセシウム134とセシウム137のみを計測しているということ。プルトニウム、ストロンチウムなどのアルファ核種がどの程度の広がりでフォールアウトしているのかはいまだ不明のままです。

で、東京都の汚染は反映されていません。やっと今月14日から東京都の航空機モニタリングを開始したとのことです。半年間、何をやってきたんでしょうね。

一部では、ブルジョワジーが首都圏の不動産を売り払ってから数値を公表するのでは、と言われています。そろそろ売り抜けた頃かな? とにかく今、東京都内で不動産投資するのは、やめておいた方が良さそうですね。

2 件のコメント:

  1. 東京都の汚染を公開するのを遅らせるのも、姑息なやり方で辟易します。
    結局は、何も知らずに国の言う安全を信じる人が、様々な面で一番被害を受けてしまうのでしょう。

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  2. おっしゃる通りです。
    本当にかわいそうなのは何も知らない子供たちです。
    大人のなかには「知ろうとしない」人も多分に含まれてると思います。
    そのように教育されてきたので、仕方ない面もあるのですが……。

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