2015年12月1日火曜日

検査で問題なしだった子供たち、一年半後に甲状腺がんが続出

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福島の11人、新たに甲状腺がんと診断 合計115人に  

福島県は30日、東京電力福島第一原発事故当時18歳以下だった約38万人を対象に実施している甲状腺検査で、今年7月から9月末までの3カ月間に11人が新たにがんと診断されたと発表した。甲状腺がんが確定したのは合計115人になった。

昨年3月末までの1巡目検査でがんの疑いがあると診断され、手術を受けた2人と、昨年4月以降の2巡目検査でがんの疑いが見つかり手術を受けた9人が新たにがんと確定した。1巡目検査の2人は、本人の都合で確定診断に必要な手術がこの時期になった。

これで、がんが確定したか疑いがあるとされた人は1巡目114人、2巡目39人で計153人になった。2巡目でがんや疑いがあると診断された39人のうち、2人は、1巡目検査で一定の大きさ以上のしこり(結節)があり、それががん化したとみられるという。19人は1巡目検査では「何もない」とされており、新たにがんが発生したと考えられるという。

 県検討委員会の星北斗座長は「分かる範囲では、推定される福島県民の甲状腺の内部被曝(ひばく)線量はチェルノブイリの住民より低く、放射線の影響を受けやすい乳幼児にがんが発生していないことから、今見つかっている甲状腺がんは放射線の影響とは考えにくい」と述べた。(大岩ゆり)

*  *  *

1巡目では「何もない」とされた子供たちから甲状腺がん確定が11人、疑いも含めると39人。小児甲状腺がんは、原発事故以前は1/100万人の発生確率でした。

たかだか一年半の間に子供にこれだけの甲状腺がんが頻発しているにもかかわらず、なお、福島県は放射能の影響ではないと言っています。なぜこんな無責任な言葉を信じられるのか。なぜ過去の公害などの事例を思い出さないのか。あの事故以来、私にはそんな「普通の人たち」がまったく理解できません。

この異常な世界から子供を守れるのは親しかいません。この記事を読んで少しでも引っかかる人は、自分が何を見過ごしてきたのか、これから見過ごそうとしているのか、一度考えてみてほしいです。

2015年11月10日火曜日

柏市の検査で小児甲状腺ガンの発生確率が3万倍超に跳ね上がる

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2015年、千葉県柏市の甲状腺検査
◆173人中、A1…61人、A2…95人、B…6人、C…11人
(検査期間:2015年7月1日~9月30日)

子ども173人中のうち
17人(B+C)が小児甲状腺ガンの「疑い」 
11人(C)が小児甲状腺ガンの「確率が非常に高い」

*  *  *

C判定は要精密検査とのことですが小児甲状腺ガンである確率が非常に高い、とのこと。
11人/173人は6.35%という数字です。

何度も言っていますが、原発事故以前は小児甲状腺ガンの発生確率は1〜2人/100万人でした。
発生確率は実に3〜6万倍に上がっています。
この検査結果がどれだけ恐ろしい数字か分かってもらえると思います。

ちなみに他の地域では、ここまで高い数字は出ていないようですが(それでも有意にかなり影響が出ている数値です)、私は検査のごまかしや隠蔽などがあったためだと推測しています。今回の柏市は、ごく正直に検査しただけなのではないか、と。

柏市はホットスポットですが、福島県を中心に似たようなホットスポットは無数にあります。そこも同じような状況にあると考えるのが妥当だと思います。

2015年8月27日木曜日

日本の大人は責任をとりません

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日本には責任を取る文化がありません。
日本の大人のひとは、一日の仕事のほとんどを責任逃れに費やしています。
夏休みのやっつけ自由研究にどうですか?

*  *  *

そして世界一厳しい安全基準で出した結果がこれです。

原発海水混入470リットル=川内1号機細管、すり減りか-九電
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2015082500707

(一部引用)
九電によると、今回損傷した細管の定期検査が最後に行われたのは2006年1月。その際は問題ないと判断したといい、九電は「定期検査の間隔が適切か検討する」と釈明した。川内1号機は運転開始から31年以上が経過しているが、これまで復水器の細管が取り換えられたことはない。

2015年7月30日木曜日

東京オリンピックは今からでも撤回するべきだと思う

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・老害とカネ絡みで撤回された新国立競技場
・ヨーロッパのデザインからパクった大会エンブレム
・秋元康がオリンピックの組織委員会理事に就任
・福島産の食材を世界のアスリートに食べさせる案(で、国産は国際認証取れずに輸入食材を使うことになった?)

原発からは未だに、ヨウ素、セシウム、ストロンチウム、プルトニウムその他の放射性物質がモクモクと出続けています。

東京の汚染状況もはっきり調査されていないのに、そこでオリンピックを開くなど言語道断でしょう。今からでも撤回するべきだと思います。

2015年4月22日水曜日

Googleトレンドに見る放射能の影響

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Googleのトレンド検索というものがあります。
これは検索ワードのトレンドをグラフ化してくれるものです。

いくつか調べてみたので並べてみます。私は株をやっているのでこういったチャートを見るのは好きなのです。

ちなみに、日々トラフィックは増大しているので、どんな検索ワードも増えていくのかと思いましたが、ちゃんと全体の中の割合として、トレンドを表示できるようになっているようです。まあ当たり前ですが。また、日本語での検索なので他国の情報を排除できます。

●まずは「原発」
2011年3月に跳ね上がり、その後は下で横ばい。
人々の関心はそのときだけというのがよく分かります。


●「咳 止まらない」
増加傾向にあります。


 ●「心臓 痛い」
これも増加傾向。特に2013年頃からかなりの上昇トレンドを描いています。


 ●「糖尿病」
これは以前から下降傾向にあります。
糖尿病も放射能の影響があるとどこかで見ましたが、そうでもないのでしょうか。


●「アルツハイマー」
一時的な波があるものの、全体としては横ばい。これは超高齢化による検索の増加の影響を見るのにいいデータだと思います。つまり高齢化だからといって病気の検索割合が必ずしも増えているわけではない、ということです。


●[腰が痛い」
意外ですが腰痛の伸びがすごいです。横ばいから2011年を境に急激に上昇しています。
実は放射性被曝による腰痛は、原爆被害者やチェルノブイリでも報告されているようです。


●「白血病」
これも意外でしたが、2011年事故時に跳び上がっただけで、以前よりも低い値が続いています。ニュースや訃報などで白血病が増えているように感じていましたが、そうでもないのかもしれません。


●「喉 痛い」
これは分かりやすく上昇しています。
喉への影響は確実にあると言えるのではないでしょうか。



と、いろいろ検索してみました。

病気の検索については、日本が現在超高齢化社会であるため、伸びるのが当たり前じゃないか、という反論がありそうですが、「糖尿病」や「アルツハイマー」の結果を見れば分かる通り、どんな病気でも増加しているわけではないのです。

2011年3月を基準点として検索トレンドを見れば、世の中に何が起こっているかがある程度分かるのではないでしょうか。

皆さんもいろいろと検索して見て下さい。

Googleトレンド

2015年3月17日火曜日

放射性物質を可視化する

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鳥の羽根

ふきの葉

福島原発事故で汚染された物をオートラジオグラフィ―という手法で撮影した写真集が発売されました。

黒い点のように見えるのが放射性物質です。
生物や物質に付着した放射性物質はなかなか落とせません。
放射性物質は呼吸によって肺に取り込まれ、食品からも体内へと入ります。

ちまたに出回っている食品は安全だとされていますが、
もはや原発事故がなかったかのように仕向けている行政機関を本当に信用できますか?

2015年2月27日金曜日

猫の里親になってもらえませんか(募集終了しました)

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里親さがしサイトで、里親が見つかりました!(2015/04/02)
なので募集は終了します。


私が暮らすマンションで、猫が行き場を失ってしまいうちで一時預かっています。
もし、この猫ちゃんを育ててもらえる方がいれば、下記の里親募集サイトからご連絡してもらえると助かります。
今はケージに入れたり出したりでかわいそうです。
なるべく早く、新しい家族が見つかるといいのですが……。

募集経緯

高齢な一人暮らしの飼い主さんが倒れて半身不随になってしまい療養施設に入らなくてはならず、猫を飼えなくなってしまいました。うちで預かっていますが、狭いマンションに先住猫が2匹いるため、この子の肩身が狭くストレスになっているようです。

ずっと一人と一匹で生活していたので、できれば多頭飼いではなく一匹だけの飼育の方がストレス無く過ごせるかもしれません。一人暮らしの方、高齢者の方でも健康に不安が無く、猫を大切にしていただける方であればお譲りします。もちろんご家族一緒に見てもらえる方も大歓迎です。

人にはよく慣れているので、誰にでも甘えるようになると思います。うちでは小さな子どもにも慣れていました。

こちらから詳細が見られます。
ペットのおうち
http://www.pet-home.jp/cats/hukuoka/pn61977/

ミルクティー色のかわいい女の子です。


2015年2月20日金曜日

映画『ノーカントリー』

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WOWOWで映画『ノーカントリー』を観た。

記憶からなので正確ではないが、印象に残ったセリフ。

「人は失ったものを取り返そうとして、さらに失う。我々にできることは出血を止めようと努力することだけだ」

もし10代とか20代の頃にこのセリフを聞いても、あまり心に響かなかったように思う。
きっと私が年寄りになれば、このセリフはさらに重く感じられるのだろう。



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